ドリームノッカー:大切な親友に会えなくなる…?

電撃文庫の今月の新刊で、どうしても読んでおきたかった2冊のうちの1冊。

ドリームノッカー―チョコの奇妙な文化祭 (電撃文庫)

ドリームノッカー―チョコの奇妙な文化祭 (電撃文庫)


「電撃G'sマガジン」に連載されていた小説の文庫化です。
まー、G'sですから、主人公を含めてほとんどの登場人物が女の子で占められています。私が連載で読んだ事があるのは終盤の1回だけで、もちろん話もわかりませんでした。ただ、若月さな先生のイラストが印象に残っていて、文庫化されて飛びついたという状況。
とはいえG'sですから、萌え系の小説…?かと思っていたのです。
確かに、ヒロインと親友との濃い友情が描かれた萌え?シーンもありますが、本作に関して言えば、もっと良質なジュブナイル*1なのでありました。久々に心に残る作品に出会った気がします。ラスト、少し泣けました。


非常に濃いキャラクタが揃っているので、続編も出るといいなぁ。出て欲しいなぁ。


筆者はゲームシナリオライターさんということで、多少難解な言い回しもありますが、文章構成に無理がなく、読みやすい作品でした。
ただ、勘の良い人には途中でオチが読めてしまうかも…?という危惧あり。

*1:「古き良きライトノベル」的な意味合いで使用…。