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ふと思い立ち書店に立ち寄ったところ、そういえば買ってなかったので購入。

ARIEL 06 (ソノラマノベルス)

ARIEL 06 (ソノラマノベルス)


知っている人は知っているSF小説の新装版です。ここでも何回か書いてますが…。


この6巻の前半部は、1945年8月の、あの悲劇の日を止める事はできるか…?というお話。
元々、現代(といっても90年代?)の日本を舞台にした、地球侵略を目論む宇宙人と、対する巨大ロボット(を開発した研究所)のお話なうえに、前の巻にも出てきていますが、時間旅行者が登場します。一歩間違えればストーリーが破綻しかねないような荒唐無稽な話なのに、それっぽい考証を散りばめた、おもしろい中にも考えさせられる作品であります。さらに、ロボット開発についての作者の考察が見られる新装版書き下ろしの一篇もあり、一気に読んでしまいました。ライトノベルは氾濫してるけど、良質なライトSF作品には最近出会えていないかも。