ダ・ヴィンチ・コード: 信仰とセカイ

昨夜、さっさと寝るー。と言いつつ、ダ・ヴィンチ・コードの続きを読んでおりました…。

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫) ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫) / ダン・ブラウン
ダ・ヴィンチ・コード(中) (角川文庫) ダ・ヴィンチ・コード(中) (角川文庫) / ダン・ブラウン
ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫) ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫) / ダン・ブラウン


感想はというと、世界的な大ベストセラーなだけあって、相当おもしろかったです。実在する団体名の中に実在が証明されない秘密結社等を紛れ込ませ、気持ちよく読者を騙していると思います。
キリスト教の歴史をローマカソリックとは違う解釈で読み解こうという野心的な作品だけに、敬虔なカソリック信者からは強い反発があったといいます。…いや、キリスト教だけではなく、アブラハムの宗教を継ぐ世界でも気になる作品には違いないでしょう。
この作品自体はもちろん創作ですが、非唯一神教世界の人間のひとりとして、この作品が提示した数々の謎解きは、少なくとも興味深く、わくわくさせられるものでした。終盤まで、作者にすっかり「騙されて」いましたし…。(ニヤリ)


…ゆえに、読み切るまで読み続けてしまったのです。


ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」は私が一番好きな絵画のひとつで、それが表紙になっていた割には役割がそこまで大きくなかったのは良かったような悪かったような。
ともあれ、3冊を約10時間で読了し、午前3時半就寝。
けさ、寝ぼけた頭でタクシーに轢かれそうになったのは、ここだけの話…。(まて)