温泉紀行(予) => 奥多摩地獄変。山梨は鬼門!?

東京ゲームショウ期間中であります。
…とはいえ、特に幕張まで足をのばすほど興味のあるイベントも企画もなく、かといって、せっかくの土曜日なのでどこか出掛けようと考えた時に、じゃあ日帰り温泉に行こう。と。


交通手段は、50ccスクーター。
当初の案としては、東京都檜原村の「数馬の湯」。夏休みに検討して、結局行きそびれた所です。
でも、もう少し調べてみると、さらにその先の山梨県小菅村に「小菅の湯」なる温泉があり、そっちのほうがよさげなのです。
結局、奥多摩湖見物を兼ねて、その先にある「小菅の湯」に行く事に決めたのです。


地図ソフトでルートを検索すると、個人的に比較的よく知っている青梅街道/新青梅街道ルートではなく、川越街道から所沢経由で青梅に抜けるルートが最短と出ました。ではその通りに行ってみよう、ということで13時前にスタートしたのですが…、川越街道混みすぎ。しかも、所沢で遭難。orz 気が付くと府中街道に出てしまい、結局は新青梅街道で青梅へ。青梅の駅前の商店街はシネマチックロードと呼ばれているのですが、昭和時代の映画看板の数々が通りの風景の一部となっていて、なかなかおもしろかったです。
そして、多摩川の源流に沿って奥多摩へ向かったわけですが…、、寒い。外気温が20度をはるかに切ってました。念のために長袖持って行ってなかったら、絶対かぜひいてたと思います。(汗)


わが愛車は、奥多摩から、さらに奥地へ…。
くねった山道をスクーターで走るのは意外と好きです。市街地みたいに邪魔くさい大型車は少ないし、緑のにおいがまた良い感じです。
ぐねぐね走っていると、巨大な小河内ダムの眺望。そして、小河内ダムを超えると、そこは奥多摩湖。…地元岡山の旭川(あさひがわ)湖岸を走っていた頃を思い出してしまいました。でも道路の形状としては、奥多摩のほうがシビアかもしれません。


…で。
いやな事に気が付きました。


トンネル内を走っていて気付いたのですが、


…ヘッドランプ調子悪い…。


その時、道に迷ったこともあって、時間はもう16時台も半ば。青梅まで戻ればもしかしたら修理できるかもしれないけれど、祝日だし期待しないほうが吉でしょう。かといって、うちまでまっすぐ戻ろうにも、日が落ちるまでにはあまりにも時間がありません。
いっそ奥多摩に置いて電車で引き返そうかとも思いましたが、せっかくだし温泉に泊まるのもいいかもしれません。
色々悩んでいるうちに、愛車は山梨県小菅村に入ってしまいました。


…もう正直、戻るのも面倒だな、と。(灰)


山梨県側でも上野原まで降りていけば、温泉よりも安い宿屋があるかもしれない!という希望的観測だけで、50ccのスクーターで鶴峠を峠越え。愛車よ、スマン…。orz


しかし、その頃にはもう18時が…、闇が迫っていました。ヘッドランプ不調のままで山道を走るのはさすがに御免です。結局、途中であきる野方面行きの看板を見つけ、甲武トンネルを抜けて、東京都は檜原村へ。
本州の東京都内で唯一の村ということで、どんな所なのか興味がありました。でも、檜原村の中心街に着いた頃にはもうかなり暗くなっていて、ほとんど見えず…。がっかり。
街灯も少ないので神経をとがらせながら、前の車のヘッドライトを頼りに到着したのは、JRの武蔵五日市駅前。…ああもう、五日市線で帰るかなぁ。五日市線はまだ乗りつぶしてないし!(←明らかにチガウ。)


とはいうものの、そのへんに適当に駐車するわけにもいきません。
その頃にはもう寒さに負けていたので、血迷って警察に整備不良の罰金払ってでも安宿紹介してもらおうとか思っていた勢いで、駅前の交番で駐輪場を教えてもらい…(あっさり教えてもらえたし、そこまで整備不良状態で走ってきた事について「さぁ、話を聞こうか」という事もありませんでした(冷汗))。


ともあれ五日市線と、なぜか拝島からは八高線で八王子回りで帰宅。


…大変だったけど、まあ旅行気分の1日。生きて帰れて良かった。
駅の駐輪場自体は来週くらいまで泊めておいてもバレなそうですが、明日は天気も悪くなさそうだし、修理を視野に入れつつ「数馬の湯」に行けたらいいなぁ。と。