新宿の映画館にて。空中戦に感嘆。

スカイ・クロラ」の初回上映と舞台挨拶、あわせて「攻殻機動隊2.0」を観てきました。
映画館じたい年1回程度しか行かないのになぁ…。たまにはそんな時もありますよ。


まず、「スカイ・クロラ」。
何はさておき、空中戦の表現がすごかった…。緻密かつダイナミックな演出に引き込まれました。作中ではレシプロ機が使用されており、フィクションならでは?の動きをしておりますが、知人でパイロット経験があるあなた!ぜひ感想を聞かせて下さい!(名指し状態。)
そんな空戦とは別に、ストーリーとしては、切ない恋愛映画としての側面とともに、更に大きなテーマとして、現代の社会に蔓延している他人への関心の薄さだったり、主に若者が感じているであろう閉塞感や焦燥だったりを淡々と描いた作品だったと思います。
「どうせ明日も同じ毎日だ…。」とお嘆きのあなたにお奨めです。伝わりにくくてすいません。(灰)
ちなみに舞台挨拶。映画の舞台挨拶ってあんまり行ったことなかったので、良い経験になりました。客席とか撮ってましたが、どこかの媒体で似た人が載ってたりしても無視して頂く方向でひとつ…。押井監督のコメントが、ちょっとニヤリな感じでした。


そして、「攻殻機動隊2.0」。
13年前に公開された「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」のリファイン版で、話の筋は変わりませんが、まず、音響が6.1chになって効果音がリニューアルされたと同時に、物語のキーとなるキャラクタのCVが変更され、一部で台詞が録り直しされている所があります。そして、かなりのカットで3DCGによる描き直しや演出の変更、色相の調整が行われ、画像がより鮮明に、印象的になっています。
何度も観た作品ではありますが、元々のアニメのクォリティを再認識しつつ、今日的な技術で「産まれ変わった」この映画は、観客にまた新しい解釈の楽しみを提供してくれると思います。興味ある方はぜひぜひ。