技研公開2010に行った

例年の恒例行事となっていますが、世田谷・砧にあるNHK放送技術研究所の一般公開へ行ってきました。
今年は80周年ということでしたが、まあいつも通りな感じ。


映画や家電の世界では、3D対応の映像やデバイスが話題になりましたが、今回の公開でも、ここ数年は毎年展示されている、インテグラル3Dテレビが1階展示へ進出。3Dメガネが必要ない立体映像を売りにしていますが、民生用のレベルになるまではまだ遠そうな印象。立体に見える視野角もまだ狭いようだし…。


興味深い展示としては、カメラを室内にセットして、視聴者の表情や、机上の雑誌の情報などから、さりげなく番組を勧めてくれるテレビを研究中のようで、実用化されたらおもしろいかなと思いました。
現在のハイビジョンを更に高精細にした、スーパーハイビジョン関連の研究も進んでいるようです。普通の家庭ではいくらなんでもオーバースペック過ぎるのではないかという仕様が公開されていますが、スピーカーを少なくして立体音響を実現しようとか、様々な研究も行われているようです。


毎年行くたびに、何か新しい事に出会える技研公開ですが、来年は何を見せてくれるのか、楽しみであります。